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▼コメント[必須]>>2 > 「諸君、よくぞ集まった……! クク……!いや集められたと言うべきか……!」 無限大の空間に響き渡る声には狂気すら感じさせる程の迫力と熱があり、群衆らの騒ぎを一瞬にして止めさせた。 「ようこそ…ここは君達が元々存在していた世界とは異なる世界……! 通常では5億年と言う月日を老いることもなく、死ぬこともなく、空腹も睡魔もなくっ……! ただ過ごせるだけの夢のような空間……! 名付けるならそう…5億年空間だ……!」 白髪の男の発言に、群衆らはまたざわめき出すが構わず白髪の男は続けた。 「これから君達には争ってもらう……! 最強を決めるためにっ……! 拒否権などもなくっっっ……!」 白髪の男が実に楽し気に喋り出したその瞬間、群衆らを掻き分けて一人の男が前へと出て来た。 「な、なんだよそれ! 意味分かんねえって! 勝手に連れて来られて争えだ? 意味分かんねえよ! なんなんだお前は?!」 「質問には一切答えられん」 「はあああ?! ふざけんな! お前何様なんだよ!」 男の反抗を口火に、群衆らの騒ぎは一気に盛り上がり、口々に叫び声を上げだした。 「そうだそうだ! 早く帰せ!」 「殺すぞ! てめえみたいなジジイ、一瞬で殺せんだぞ!」 「意味分かんねえことばっか言ってんじゃねえ!」 怒声やら罵声やらが響く中、白髪の男は小さく舌打ちを鳴らすと、ドンッ!っと勢い良くマイクの置かれた台を叩き、静かに口を開いた。 「Fuck you.ぶち殺すぞ……ゴミめらッ!!」
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