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▼コメント[必須]>>4 > 輝彩滑刀の刃が白髪の男へと食い込む正にその瞬間、カーズの動きが止まった。 「な、なんだ…かか、か体が動けん ッ!」 否、カーズは止まったのではなく、動きを止められていた。 「クク…! 動けんだろう…! 言い忘れていたが、このわしに歯向かうやつは皆…別室で監視をしている者に処刑されることになっている……? 動きが固まるのはその兆候……! 動きを止められ、何も出来なくなったところで処刑される……!」 「ば、バカな! 処刑だと? 下らん! 待っておれィ、今殺して」 カーズの発言はそこで止まった。ぼん、と漫画で表現される通りの間抜けな擬音と共に頭が弾け飛んだのである。 飛び散る脳獎…! 毛髪…! 頭蓋骨…! その光景を見た群衆の中には騒ぎ出す者などおらず、ただ皆動きを硬直させていた。 首から上を無くしたカーズの体は壇上で倒れ込むと、びくんっと数度痙攣を繰り返しながら鮮血を撒き散らし、やがて…動くのをやめた。 その一連の動作を見下ろすと、白髪の男は何事もなかったかのように喋り始めた。 「さて。それではまず、最強を決めるための戦い…! そのルールを発表させてもらうとしよう……!」
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